自分が選んだ株主総会のお土産が、株主からどのような評価を得たのか気になりますよね。担当者として株主総会のお土産選びに毎回頭を悩ませている方も多いはずです。
配布するアイテムは、株主の満足度を左右するだけでなく、会社のイメージアップやブランド力向上にも大きな影響を与えます。
一方で、予算も限られていたり、年齢層もさまざまな株主層への対応、サステナビリティへの配慮など、考えるべきことは盛りだくさんですよね。何を基準に選べば良いかは非常に難題です。
この記事では、「株主に喜ばれるお土産の選び方」にフォーカスし、最新のトレンドや事例を交えながら、お土産選びの参考になる内容をご紹介していきます。
読んでいただければ、「次回の株主総会で満足度の高いお土産を選ぶ」ためのコツやヒントがみつかりますよ。
目次
知っておきたい、株主総会のお土産が重要な理由
株主総会のお土産は単なる贈り物ではありません。お土産を通じて企業は「株主を大切にしています」という姿勢や、「この会社は信頼できる」と感じてもらうための企業イメージを伝えることができます。
株主総会のお土産選びが成功すれば、株主は企業への好感度を高め、長期的な信頼関係を築くことができるでしょう。
しかしそれが失敗すれば「適当なものを選んでいる」や「コストダウンをはかったのかな」と思われてしまうおそれもありますよね。
お土産を選ぶポイントはきちんとおさえておきたいものです。
では、どのようなものが、どんなイメージにつながるのでしょうか。例として3つお伝えします。
(1)サステナブルなアイテム=「環境問題に配慮する企業」という印象を持たれる。
(2)地域特産品=「地域とのつながりを大切にしている」と伝わる。
(3)PRアイテム=「商品の良さ」に気付き、好感度が上がる。
このように、選ぶアイテムによって企業の印象が変わることもあるのです。
この3つからもわかるように、どういうことを伝えたいかを貫き通せば、コストダウンや、適当なものを選んだという印象は持たれないですむことになります。
株主に喜ばれるお土産の選び方

株主に喜ばれるお土産といえば、まずは株主を理解することが重要です。しかし気をつけたいのは年齢層によって人気のあるものは違ってくることです。
また、年齢層を意識しながらも、企業として伝えたいことを伝えることを忘れたくはないですよね。
その両方を考えることが、お土産選びで喜ばれるコツになるでしょう。
1.株主層を理解する
株主の属性に応じてお土産を選ぶことが重要です。
株主名簿や過去のアンケート結果から、株主層の属性を分析すると正確に知ることができます。
簡単ですが例をご紹介します。
・高齢層が多い場合:健康食品や日用品など実用的なアイテム、お菓子などが好まれます。例:高級タオルセット、健康茶、栄養補助食品、温泉地の商品券など。
・若年層が増えている場合:デジタル関連アイテムやトレンド商品が喜ばれる傾向があります。家族で食べられる物なども喜ばれるでしょう。例:「デザイン性」や「最新のトレンド」が重要。SNS映えするアイテムも魅力的です。
・男女比を考慮:性別を問わず喜ばれるアイテムはギフトカードやエコバッグなどでしょう。ただ、これらに企業のメッセージを載せることは難しいかもしれません。
2.予算を意識しつつ「価値」と「メッセージ」を提供
株主が「もらって嬉しい」と感じる価値あるアイテムを予算の中で考えるのは難しいですよね。ただ、単価が高くなくても、オリジナルデザインや地域特産品、商品の良さのPRを付加価値をプラスできれば、少ない予算で良い印象を与えることができます。
また、環境に配慮した商品を選ぶことで、お土産自体の価値よりも企業としての姿勢を受け取ってもらえやすいので非常に効果的です。
地元とのつながりをあらわす地域限定品などは、地元を大切にしているといった、企業の良い面がアピールされてプラスになるでしょう。
また、商品の良さをPRできれば、好印象を持ってもらい、より商品への理解のチャンスを得られるかもしれません。
コストパフォーマンスを高めるための工夫
業者にお土産を発注する場合、業者によっては大量購入することで割引が適用される場合があります。見積もりを複数の業者に依頼してみましょう。
当社ではオリジナルのロゴなどを焼印に入れた瓦せんべいが人気ですが、オリジナル焼印は一度作っていただけると何度でも再利用が可能ですので、コストをおさえながらオリジナルデザインで提供できると、大変喜ばれています。
【最新】株主総会のお土産トレンド5選
ここでは、どんなお土産が選ばれているのかをご紹介していきます。他社の選ぶ株主総会のお土産を参考にすると、流行やメッセージが見えてきますよね。
1.お菓子
お菓子メーカーなどが特に多く、自社の商品を手渡しているようです。
有名なお菓子メーカーであれば、お土産にもらうと嬉しいですよね。
しかし、お菓子メーカーでなくても、名入れやパッケージを変更して、お菓子を渡す企業も増えています。
自社商品がない企業は、株主に渡すものを毎回悩んでしまいますよね。そういう場合に、名入れやオリジナルパッケージは非常に役立ち、さまざまな業種の企業のツールに利用されています。
2.日用品
誰もが使うような日用品を株主総会のお土産に選ぶところも多いです。
図書カードやギフトカードも汎用性があり選ばれています。
QUOカード、文房具、タオルなども多いでしょう。いずれも自社商品で配れるものがない企業が選ぶ場合が多いようですが、企業としてのメッセージは出しにくいかもしれないですね。
3.健康関連商品
サプリメントや健康茶などを選んでいる企業も多々あります。介護関連や、スポーツジムなどを運営している企業が選ぶことも多いようです。
健康を意識してほしいというメッセージを感じますよね。企業のポリシーとも関連しているように感じます。
4.サステナブルなお土産
リサイクル素材を使った商品やフェアトレード商品を選ぶと、SDGsを意識した企業として好感度がぐっと上がります。
リサイクル素材であることで予算を抑えることができますが、逆にそれが今の世界の流れを意識しているようで、プラスにとらえてもらえるのが効果的です。
5.オリジナルグッズ
メーカーなどはオリジナルグッズをお土産に選ぶところも多いようです。
化粧品や食べ物など、オリジナルの製品があるところはお土産選びに苦労せずに渡せるので良いですよね。
オリジナルグッズをもたない企業などは、もともとある商品にオリジナリティを載せて配布しているところもあるようです。
お土産の効率的な配布方法とフォローアップ

株主総会当日は運営が忙しく、受付から議事進行、来場者対応までやることが盛りだくさんです。
そのため、お土産の配布は事前に計画し、効率化することが成功のカギです。特に意識したいのが配布のタイミングではないでしょうか。
また、配布してしまったら終わりではなく、きちんとしたフォローをすることで次回のアイデアになったり、好感度を上げることができるのでチェックしておきましょう。
1.配布のタイミング
株主総会のお土産を渡すとき、タイミングが3つあります。
<受付時>
・株主が受付で名前を確認する際に、お土産を一緒に手渡しできるため、配布の手間が減ります。
・株主が早めに受け取ることで、帰りの時間に配布で混雑することがありません。
・会場の出入口や受付が混雑しやすいため、受付を複数ラインに分ける、スタッフを増員するなどの対応が必要です。
<退出時>
・株主が総会に最後まで参加した後で配布できるため、出席率を高めたい場合に効果的です。
・参加者が退場する順に配布できるため、手渡しがスムーズに進みます。
<後日郵送>
・当日持ち帰る負担を減らすことができ、特に重たいお土産を選んだ場合には株主に喜ばれます。
・郵送費用が追加で発生するため、予算内で対応できるかを検討する必要があります。
2.配布後のフォローアップ
アンケート調査:お土産に対する満足度や希望を調査します。二次元コードで簡単に答えられるアンケートや、その場で書いてもらうアンケート用紙などを用意しておくと、空いた時間で対応してもらえて、回収率が高まります。
在庫管理:万が一足りないなどの問題がおこらないよう、また過剰に用意しすぎないよう、余剰分は10~15%程度にしておくのが一般的です。余剰分が出た場合の処理方法も検討しておきましょう(従業員への配布、次回総会での活用など)。
郵送対応:欠席者へのお土産郵送が必要な場合、速やかに対応します。
企業の価値を伝えるお土産選びが成功の鍵
株主総会のお土産選びは、「株主満足度」と「企業イメージ」の向上に直結します。
ブログやSNSでも株主による、お土産の紹介などがされているため、他社と差別化できるような品を選ぶと良いでしょう。
大切なのは、株主に喜んでもらえるものを選びながら、自社の価値やメッセージを伝えられるものを選択することです。ぜひ、オリジナリティあるお土産を選んでみてください。
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