記念品に名入れをお考えの方に、今回は失敗しない選び方や注文方法についてご紹介していきます。
誰かへの「感謝」や「お祝い」の気持ちを込めた贈り物をしたい・・・や、自社や学校の名前を刻んで大切に持っておいてほしい・・・など、名入れを考えている方の目的は様々です。
会社の周年記念、退職する上司への感謝、卒業を迎える生徒たちへの贈り物。どんなシーンであっても、「ただのモノ」ではなく「心を込めた贈り物」にしたい。そんなあなたの思いを形にできるのが「名入れ記念品」です。
しかし、それだけ大切なものですから、「選ぶのが大変そう」「間に合うか不安」「ミスしたらどうしよう」というプレッシャーも大きいと思います。
そこでこの記事では、記念品選びから名入れ、注文、納品までの全プロセスを一気に記載しました。これを一通り読めば、注文のイメージがつくと思うので、より楽に記念品を探すことができますよ。
記念品に名入れをご検討の方は、ぜひ最後までお付き合いくださいね。
目次
記念品に名入れをする意味と効果を知っておく
なぜ、わざわざ「名入れ」をするのでしょうか?贈る側からすれば「手間がかかる」ように思える名入れ。しかし、名入れされた記念品を受け取った側は、それが「自分たちだけの特別な贈り物」であると実感できるのですから、名入れはとても効果的です。
たとえば、「創立20周年記念 株式会社〇〇」と刻まれたペンや盾。それを見直したとき、「あのときの節目だな」と記憶がよみがえります。名入れには記憶を保存する力があるのです。
実は私も、幼稚園の名入れがされたフォークと、小学校二年で配られた鉛筆をいまだに持っています。
名入れがされていると、捨てることがもったいなく感じ、鉛筆などは当時のままの状態で使っておりません。
その頃なぜ、記念品を幼稚園や小学校からもらったのかは覚えていないのですが、ずいぶん長い期間保存したままです。当時名入れの記念品を配った担当者の方は、まさかこんなに長く保管している人がいるとは思ってもいないかもしれませんね。
名入れは、長い年月をかけても、当時、所属していた団体やいただいた会社の名前などを思い出すことができます。名入れ記念品は、「感謝」や「誇り」、「所属感」を伝える最適な手段なのです。
シーンに合わせて贈る記念品の選び方と名入れの種類

種類が多すぎると選ぶ側は迷ってしまい何を選べば良いかわからないですよね。ここでは、実際に人気のある記念品と、贈るシーンに合わせた選び方をお伝えします。
周年記念や創業祝いには「格」のあるものを
創立記念や会社の節目には、高級感のあるアイテムが選ばれます。たとえば、ガラスやクリスタル製の置時計、重厚感ある盾やボトルギフト。
これらはただのモノではなく、組織の歴史や功績をカタチにするものです。受け取った相手に「この会社に関わってよかった」と思わせる力があります。
退職や送別には「実用性+気持ち」を込めて
長年働いてきた方への感謝の気持ちを伝えるなら、実用性のあるボールペンや名刺入れ、保温性の高いタンブラーが人気です。名入れで「〇〇様 ありがとう」などと添えるだけで、心温まる贈り物になります。
卒業記念には「思い出を残す」アイテムを
学校関係では、オリジナルのアクリルキーホルダーや校章入りマグカップなど、生徒が手に取って「かわいい」「持ち帰って大事にしたい」と感じるものが喜ばれます。近年では、SNS映えを意識したデザインも人気の傾向です。
名入れの種類と、その違い
「名入れ」とひと口に言っても、その方法はさまざまです。用途や素材、デザインにより、最適な方法は違ってきます。
たとえば、レーザー彫刻は文字が消えにくく高級感があるため、金属製品や木製品との相性が抜群です。長期間使用しても色褪せず、贈る側・受け取る側どちらにも満足感を与える仕上がりになります。
一方で、より手軽に、コストを抑えながら名入れをしたい場合には、シルク印刷やパッド印刷が選ばれます。
シルク印刷は、版を使ってインクを商品表面に押し出す方法で、比較的大きな印刷面が確保できることが特徴です。エコバッグやクリアファイルなど、平らな面積の広いアイテムに適しており、鮮やかな色合いを再現しやすいのも魅力のひとつです。
パッド印刷は、凹版にインクを流し込んで、シリコンゴムのスタンプで印刷します。湾曲したり凹凸のあるアイテムにも対応可能です。ボールペンやマグカップなど、小さくて曲面の多い記念品に適しています。繊細な文字やロゴも美しく再現できるため、細かいデザインを活かしたいときに向いています。
さらに近年では、インクジェット印刷などのフルカラー対応の技術も進化しており、写真やグラデーションを含んだ複雑なデザインでも、鮮明に再現することが可能となりました。企業ロゴやオリジナルイラストを忠実に表現したい方には非常におすすめです。
こうした印刷方法は、仕上がりの雰囲気や耐久性、対応できる素材、さらには納期や費用にも関わってくるため、「どんな場面で使う記念品なのか」「相手にどう感じてほしいのか」を考えながら選ぶことが重要です。
予算と納期、注文の流れをご紹介

予算と納期
「名入れ記念品=高い」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実は選び方次第でリーズナブルに対応可能です。
ボールペンなら200円台から、タンブラーは800円程度から選べます。記念盾や時計などの記念品系は少し値が張りますが、きっと価格以上の価値を与えることができますよね。
納期に関しては、余裕を持って動くことが何より大切。特に繁忙期(2〜3月、9〜12月)は通常より時間がかかるため、1ヶ月前を目安に動き出しましょう。納期に不安がある場合は、「急ぎ対応可能」と明記された業者を選ぶのも一つの方法です。
注文の流れ
ほしい商品を選びます。何を選べば良いか迷う場合は「人気ランキング」や「用途別おすすめ」を活用するとよいでしょう。
- 見積もりを依頼します。フォームに必要事項を入力するだけで簡単に依頼可能なところが多いので便利です。
- デザインを提出。企業ロゴや文字内容をAI・PDFなどで送ります。
もし手元にない場合は、それを手配する時間も納期の計算に加えておきましょう。 - 校正確認します。印刷前にレイアウトイメージが届くので、ミスがないかしっかりチェックしましょう。
- 問題がなければ印刷・製造開始。納品までにかかる時間は、注文前に必ずチェックしておきましょう。
よくある注文時のトラブルを知っておく
「思ったより納期がかかった」「文字が間違っていた」。
こうしたトラブルは記念品の名入れだけにとどまらず、印刷物を依頼する際によく発生する問題です。発注前のコミュニケーションと確認が重要ですので、必ず少しでも疑問に思うことがあれば解決しておきましょう。
特に校正確認を軽視せず、必ず複数人でチェックするのがおすすめ。万が一誤字があった場合、印刷後では取り返しがつきません。
発注担当者は「間違いない」と思って注文しているわけですから、もし間違いがあっても見落としやすいものです。なので必ず担当以外の人間にもチェックをしてもらいましょう。
また、希望納期がある場合は、最初の見積もり段階で明記しましょう。納品トラブルの多くは「希望が伝わっていなかった」ことが原因です。希望納期をあらかじめ伝えておくと業者のほうから「それでは間に合わない」や「いつまでにデータをほしい」など、連絡がくる場合が多いのでより安心できますよね。
記念品はブランディングにも活用できる

単なるモノではなく、記念品は組織の価値を伝える手段でもあります。
たとえば社名やロゴが入った記念品は、受け取った相手が使用するたびに、その会社を思い出すきっかけになります。これは、広告費をかけずに自然と記憶に残る最も効率的な方法の一つです。
また、社員に対しても「この会社で働いてよかった」という気持ちを生み出すことができます。記念品を通じて、企業文化や理念を浸透させていく。それが、名入れの持つもう一つの力です。
逆に「名入れしてほしくなかった」と思うような記念品もあります。それは、ロゴがあまりにも大きすぎて、せっかくの品のデザインをだいなしにしてしまっているケースや、一番目立つところに名入れされていて、ちょっと持つのが恥ずかしいケースなどです。
これらはいずれも受け取る相手のことを考えずに、「名前を見てほしい!」という発注側の気持ちが強すぎる場合に起こります。
記念品をもらった人に「うわー、どこで使おう・・・」と思われるなんて嫌ですよね。あくまでお相手の気持ちを優先して、デザインを決めていくことをおすすめします。
まとめ
記念品の本当の価値は、価格や機能だけでは測れません。
受け取ったときの驚きや喜び、時間が経って見返したときの懐かしさ、そして「ありがとう」という言葉とともに贈られる感情。それらすべてを、名入れ記念品はカタチにしてくれます。
亀井堂総本店でも、瓦せんべいに名入れすることが可能です。食べ物なので記念に持ち続けてもらうことはできませんが、ロゴや思いをお相手に伝えることはできます。
ぜひ、記念品に名入れをお考えの方は、一度亀井堂総本店のオリジナル瓦せんべいもご検討ください。
今回は、記念品の名入れの失敗しない選び方や注文方法についてご紹介しました。皆様の記念品が多くの方に感動されることを願っております。